中国メディア・中国新聞社は10日、香港の養鶏場でニワトリ1000羽が相次いで死亡する事例が発生、当局は鳥インフルエンザの可能性を否定したとする香港メディア・星島日報の報道を伝えた。

 記事は、香港元朗区新田郷にある養鶏場で8日午後よりニワトリ約1000羽が続々と死亡、香港漁農自護理署が鳥インフルエンザの簡易検査を実施したところ、陰性反応が出たと紹介した。

 この養鶏場では約9000羽のニワトリを飼育しており、現在すでにすべての出荷を停止。当局が死因について詳しく調べているという。養鶏場の周囲3キロメートルには別の養鶏場が2、3カ所あるが、同署がそれぞれの責任者と連絡を取ったところ、いずれも異常は発生していないとのことだ。

 記事は、養鶏組合の幹部が今回の大量死について「ニューカッスル病」によるものではないかとの見解を示したことを紹介。同病は養鶏場でよく見られる伝染病で、発症したニワトリは7日以内に死亡するという。この幹部はまた「同病は人類に影響はなく、仮に発病したニワトリを食べたとしても問題は起こらないと」説明した。

 この幹部によると、香港ではこの数十年間しばしば同病に悩まされており、その原因には養鶏場が狭すぎること、ワクチンの効果が不足していることがあるという。

 記事は、2002年から03年の期間、香港では3割の養鶏場で飼育されていたニワトリから同病のウイルスが検出されたとのデータがあるほか、04年には2カ月間に8カ所の養鶏場で相次いで幼いニワトリの異常死が発生したことを併せて伝えた。(編集担当:今関忠馬)