中国最大の農業省である河南省が、極めて深刻な旱魃(かんばつ)に見舞われている。夏の旱魃としては過去63年で最悪で、省内では74万人が飲み水の確保も困難になった。中国新聞社が報じた。

 河南省洛陽市嵩県の付溝村は人口826人の山村だ。村内には農業用・畜産用・生活用水用の溜池が約160カ所ある。「今年(2014年)になってからは雨が1滴も降っていない」状態で、溜池は次々に底を見せるようになtった。

 河南省の夏の旱魃は過去63年で最悪の状態だ。同省内では74万人が飲み水の確保も困難になった。また、省内の川も次々に干上がる「断流」状態になった。本来の川底は「緑の草原」となった。しばらくして、枯れ果ててしまった「川底の草原」もある。

 当局は給水車を出動させているが、水を求める住民の間で争いが発生する場合もある。給水車が目的地に到着する前に、別の地域の住民に水を奪われることもあるという。

 これからも雨が降らなければ、飲み水の確保が困難な住民はさらに増える。8月下旬には学校の夏休みが終わるが、授業を開始できない可能性もあるという。(編集担当:如月隼人)