中国共産党機関紙の人民日報は1日付で、「党紀と国法に逆らうことは容認できない」と題する論説を掲載した。同党中央政治局の周永康前常務委員が不正疑惑で取り調べを受けていることを受け、改めて綱紀粛正を強調した。同論説は、党員幹部本人だけでなく、親族や周辺の人物の行動を制約せねばならないと強調した。

 論説は、「党は党を管理せねばならない。党を厳格に統制せねばならない」、「何によって管理し、統制するのか? 紀律を厳格に適用することによってだ」などと共産党の「自浄」を強調した。

 さらに「党員幹部は自らの身を持って模範を示し、規律を順守し法を守るだけでなく、親族や周囲の職員を厳格に制約せねばならない。特権思想、特権現象に反対し、克服せねばならない」と主張し、さらに「妻が恩恵を受け、子が高い地位に就くことがあってはならない。そのような封建的なやり方に頼ると、ある日必ず、大きな問題が発生する」と警告した。

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◆解説◆
 中国で多発している「腐敗事件」では、高官など本人だけなく、家族が問題を起こすケースが多い特徴がある。人民日報が改めて「家族の腐敗問題」を取り上げたことから、中国共産党はすでに、「該当する具体事例」を定めて準備を進めている可能性もある。(編集担当:如月隼人)