中国の上海福喜公司が保存期限が切れた食肉をマクドナルドやケンタッキーフライドチキン(KFC)などに納入していた問題について、中国メディアの中国産経新聞報は21日、「日本は如何にして食の安全を確立したのか」と論じ、中国は日本の経験に学ぶべきだと論じた。

 中国と日本は食品の貿易においても密接に結びついている。中国は2013年、日本に対して98億6000万ドル(約9950億円)分の食品を輸出、日本は3億2000万ドル(約324億円)分の食品を中国に輸出した。

 中国では「食の安全」を根底から揺るがす事件が頻繁に発生し、日本でも中国で発生した事件の煽りを食うことが多い。記事は「日本は食の安全という意味で天国のような国」とし、中国は日本に学ぶべきだと主張した。

 続けて、中国食品工業協会の鄭宣東副主任の話として、「日本でも食の安全を揺るがす事件は過去に発生したことがある」としながらも、日本は1947年には食品衛生法を制定し、1980年代には食品衛生法を体系立てた法整備を行ったことを紹介。一方で、中国が「食品衛生法」を制定したのは1995年と日本よりずっと遅かったことを伝えた。

 さらに鄭宣東副主任が「日本では遺伝子の組み換えが行われた食材は使われておらず、天然の食材が多い」と語ったと紹介、さらに日本では「国産」が高品質の代名詞となっていることを伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

 また記事は、中国で行われた食品展示会での日本の出展企業の担当者から聞いたという話を紹介。「中国国内では日本の食品は売れ行きが好調で、それは中国人消費者が食の安全を重視しているからであり、日本には食の安全を実現するために厳しい基準がある」と紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)