中国メディア・新華網は19日、大気汚染の原因となる超微細顆粒物PM2.5に有害物質のホルムアルデヒドが付着することを日本の熊本大学大学院の研究グループが初めて確認したと報じた。

 記事は、PM2.5について「有毒、有害物質をが付着しやすく、人体の健康や大気の質に影響を与える」と解説。ホルムアルデヒドは無色で刺激の強い気体で、おもに皮ふ粘膜に強い刺激を与え、疾病の原因になると説明した。

 そのうえで、同大学の戸田敬教授の研究グループが開発した特殊装置により、空気中から取り出したPM2.5顆粒に付着したホルムアルデヒドの検出に成功したと伝えた。

 また、研究グループが「通常は気管までしか達しないホルムアルデヒドが、PM2.5と結合することにより容易に肺にまで到達し、人体により大きなリスクをもたらす」と指摘する一方、PM2.5に付着するホルムアルデヒドの量は場所や時期によって異なると分析したことを紹介した。

 PM2.5による深刻な大気汚染に悩まされている中国。一部では「慣れっこ」になってしまい、市民の危機意識が薄らいでいるとの指摘もあるが、今回報じられた研究結果は改めて中国国内の危機意識を高める効果がありそうだ。(編集担当:今関忠馬)(写真はイメージ。「CNSPHOTO」提供)