韓国の旅客船セウォル号沈没事故の現場でダイバーと偽ってテレビ局の取材に応じ、韓国中を混乱させたとされる女性(26)について、家族対策委員会が「処罰を求めない」とする嘆願書を、光州地裁に提出した。複数の韓国メディアが報じた。

 虚偽事実流布の疑いなどで逮捕されたホン・ガヘ容疑者は、韓国のテレビ局MBNのインタビューで「海洋警察が民間ダイバーの救助活動を妨害した」、「船内に生存者がいる」などと証言。後に、デタラメであることが発覚した。

 嘆願書はホン容疑者への刑事処罰に反対するもの。家族対策委員会は「ホン氏の処罰は望んでいない。不拘束で裁判が受けられるようにしてほしい」と訴えた。

 また「ホン氏が述べた民間ダイバーの投入妨害、海洋警察の不十分な支援などは家族も共感する部分があり、今は事実として明らかになった部分も多い」と主張。「インタビュー内容は多少誇張されていたり、正確ではない部分もあるが、海洋警察の名誉を傷つけたのではなく、生存者の救助を望む気持ちを表したものだ」とホン容疑者を擁護した。

 ホン容疑者の母親が6月5日に保釈請求したが、24日に棄却された。(編集担当:新川悠)