ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の優勝国であるスペイン代表がグループリーグで姿を消すなど、波乱含みのブラジル大会だが、アルベルト・ザッケローニ監督率いる日本代表がグループリーグで1敗1分と苦しい状況に追い込まれていることについて、中国メディアの新浪体育は20日、「ギリシャ戦での日本代表は、スペインと同じように高いボール保持率を誇りながらも勝ちに結び付けられなかった」と論じた。

 記事は、日本代表が1人少ないギリシャ代表を相手に74.3%という高いボール保持率を記録したことを紹介。それでも勝ち点3を得ることができなかったことはスペイン同様にパスサッカーを展開する日本代表の行き詰まりを示すものとの見解を示した。

 さらに今回の日本代表にはFW香川真司やFW本田圭佑、DF長友佑都など欧州のビッグクラブでプレーする選手が数多くいることを指摘、「日本メディアも日本代表は前途洋々と報じていたが、理想と現実の乖離は大きかった」と論じた。

 日本代表がグループリーグを突破するためには第3節のコロンビア戦で勝つことが絶対条件だが、さらにコートジボワールがギリシャに負けることも求められる。記事は2試合を終えて日本代表の勝ち点が1にとどまっていることに対し、「アジアの王者である日本代表がこれほど苦戦しているのはなぜなのだろうか」とし、その答えはスペイン代表がグループリーグで敗退したことと同様かもしれないと論じた。

 パスサッカーで南アフリカ大会を制したスペイン代表は、グループリーグ初戦でオランダに1-5で敗れ、次戦のチリ戦では0-2で敗れた。記事は「スペイン代表やFCバルセロナのパスサッカーは多くのチームによって長年研究されてきた」とし、レアルマドリードやバイエルン、チェルシーなど、FCバルセロナと対戦したクラブチームがパスサッカーへの対応方法をすでに結果で示しているとの見解を示した。

 さらに「日本代表はアジアのスペインと称されている」とする一方、ギリシャ戦での日本代表はパス交換を繰り返すだけで、ギリシャにとって脅威となるパスはほとんどなかったと指摘。パスによる試合コントロールに長けたスペイン代表がグループリーグで敗退し、日本が敗退の危機に直面していることについて、記事は「パスサッカーはもはや戦術として通用しないのだろうか」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)