英紙タイムズは19日、付録冊子「タイムズ・ハイアー・エデュケーション」としてアジアの大学ランキングを発表した。上位100位に入った大学は日本が20校で、中国大陸は18校、韓国は14校だった。北京青年報、中国網など中国メディアは「総合力では日本が強い」などと報じた。日本については「追いつくべき目標」とのニュアンスで紹介し、批判・非難を強弁する論調は見られない。

 100位入りした大学は台湾が13校、香港は6校だった。記事は「ランキングは中国、日本、韓国の鼎立(ていりつ)状態」、「老舗ブランドの教育強国である日本は、中国に追われている」などと評した。

 中華圏で上位100位入りした大学が37校だったことから、ランク中に見られる日本の大学は、数では相対的に低くなっていると論じた上で、「上位20位に入る日本の大学は5校」と紹介して、日本では高い評価を受けた大学が多く「総合力では強い」と評価した。

 20位入りした日本の大学は東京大学(第1位)、京都大学(第7位)、東京工業大学(第13位)、大阪大学(第15位)、東北大学(第16位)だった。政治の情勢により、中国では反日感情が高まっているが、同記事は日本の大学についての紹介で「追いつくべき目標」とのニュアンスに徹した。批判や非難、「実はわが方が上」、「高等教育の起源はわが方」といった強弁は見られない。

 同ランキングは東アジアだけでなく、アジア大陸全域の大学を比較したもの。第2位はシンガポール国立大学、第3位は香港大学、第4位は韓国のソウル国立大学だった。

 中国大陸では北京大学が第5位、清華大学が第6位だった。香港の大学は3校、韓国では4校が上位20位入りした。

 上位100位入りした、北京、清華大学以外の中国大陸の大学は以下の通り。( )内部は順位。

 中国科技大学(21)、復旦大学(25)、中国人民大学(32)、南京大学(36)、浙江大学(41)、上海交通大学(47)、武漢理工大学(49)、中山大学(56)、天津大学(62)、武漢大学(64)、華東師範大学(67)、ハルビン工業大学(69)、大連理工大学(79)、湖南大学(81)、同済大学(87)、和西安交通大学(95)。(編集担当:如月隼人)