中国重慶市に本社を置く損保会社、安誠財産保険がワールドカップ(W杯)開幕を前に、「W杯がっかり保険」なるものを売り出した。「W杯本選で応援しているチームが負けてしまったら、一定の基準で“がっかり”を補償する」という。現地紙・重慶晩報が10日伝えた。

 報道によるとこの保険は傷害保険とセットになったもので、インターネットを通じて販売。18歳から65歳の人が購入でき、保険料は8元(約130円)だ。

 8―15日間の保険対象期間のうち、けがなどをした場合には最高1万元(約16万4000円)の保険金が支払われるほか、応援しているチームが負けてしまった場合にはインターネット決済システム「支付宝(アリペイ)」の利用ポイントの形で補償が行われる仕組み。

 このポイントはインターネット・ショッピングで「100ポイント=1元」として支払いに利用できる。補償はあるチームが「勝つ可能性」によって決まっているようで、例えばブラジルが負けた場合には4200ポイント、アルゼンチンでは4900ポイント、オランダでは1400ポイントがもらえる。

 今大会もアジア予選で敗退し、W杯に出場できない中国だが、W杯商戦は次第に盛り上がってきた。自国チームが勝ち進む喜びを味わえない分、せめて他国を応援してW杯の感動を世界と分かち合いたい、という人は多いだろう。この保険発売のニュースは中国国内で次々とメディアが報じ、話題になっている。(編集担当:古川弥生)(イメージ写真提供:123RF)