中国メディア・新浪網は7日、先月23日に世界最高峰のエベレスト登頂に成功したと発表した中国人女性登山家の王静さんが、途中でヘリコプターに乗って「登山」したことを認めたと報じた。

 記事は、登頂成功の発表後に地元ネパールメディアから「ヘリコプターを使ってベースキャンプから標高6400メートルの第2キャンプまでヘリコプターを使用した」と指摘されていたことを紹介。これに対して王さんが当初「ヘリはコックらを運んだだけ」と自身のヘリ使用を否定したと伝えた。

 しかし、王さんは後日自身もヘリを使って第2キャンプまで登ったことを告白。「4月に発生した史上最悪の雪崩事故でベースキャンプから第2キャンプまでの道が完全にふさがれてしまった」と理由を説明する一方、なぜ当初に認めなかったかについては「コミュニケーション不足で誤解が生じたと思う」と弁明した。

 王さんが「ヘリ登山」を行った背景には、エベレスト登頂成功による7大陸の最高峰、北極点、南極点の全制覇を早く達成したかったという思惑もあったようだ。

 記事は、中国の登山専門家が「エベレスト登頂はベースキャンプから始めなければならないという不文律がある。王さんは登頂成功とは認められないだろう」と解説したほか、ネパール登山協会の関係者も「もし政府が王さんに登頂証書を発行するようなら、必ずや負の連鎖を生むことになるだろう」と語ったことを併せて伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)