女子サッカー・アジアカップの準決勝が22日に行われ、日本代表が延長戦の末2-1で中国代表に勝利して決勝進出を決めた。中国メディア・新浪網は23日、「遅延行為がなければ、決勝点をやらずに済んだ」とする記事を掲載した。

 記事は、試合後に中国代表の選手が次々と悔しい気持ちを打ち明けたと伝えるとともに、「客観的に言えば、審判のアディショナルタイムの把握に問題があったように見える。しかし、最後の場面を詳しく振り返れば、遅延行為によってイエローカードを食らったことで時間的酌量が与えられ、日本に最後の攻撃の機会を与えてしまったのだ」と解説した。

 そして、「負けたのは残念だが、今回のアディショナルタイムの一件は、若い代表選手たちに大きな教訓を与えた」として、中国による最後のフリーキックで時間稼ぎをしようとして失敗したことを挙げた。

 記事は、最後の最後に2枚目の警告を受けて退場となった李佳悦選手が試合後微博(ウェイボー、中国版ツイッター)上に「延長戦にアディショナルタイムはない。本来120分で終わらせるはずなのに、審判は4分も多く時間を与えた。自分の退場がなければ、最後のコーナーキックからのゴールはなかった。一生悔やんでも悔やみきれない」と自身の思いをつづったことを併せて紹介した。

 実力的には決して「なでしこ」に引けを取らないことを証明した一方、終盤には時間稼ぎを目的とした緩慢なプレーが目立った中国代表。今回「痛い目」にあったことで、チーム内に遅延行為に対する意識改革が起きるかどうか、注目だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)