先月16日、韓国珍島(チンド)沖で発生した旅客船「セウォル号」沈没事故で今なお行方不明となっている教師らに対する「給与の支払い」をめぐり、韓国で騒動が起きている。中国メディア・中国網が20日付で伝えた。

 記事が韓国メディアを引用して伝えたところによると、毎月17日が教師に対する給与の支払日にあたり、沈没事故で行方不明となっている教師らの家族が「事故後の5月分の給与が支払われていない」として京畿道教育庁および学校側に抗議。

 最終的には給与が支払われることで落ち着いたというが、記事は「今度は行方不明の教師らが遺体で発見された場合、支払った給与を回収すべきかどうかという問題が浮上した」と伝えた。

 5月19日時点では、12人の高校教師のうち、8人がすでに遺体で発見され、4人が行方不明となっている。

 報道によれば、学校側は「行方不明の教師らは職位が“保留状態”にあるため給与は支払えない」と回答したものの、京畿道教育庁は18日、「修学旅行中の事故で行方不明となったため、有給状態にある」として学校側に給与支払いを求めた。

 記事は、京畿道教育庁の関係者が、「行方不明となっている4人の教師は有給状態にあるなかで事故に遭遇、行方不明となったため、事故後も給与を支払うことは間違っていない」と述べたことを紹介。さらに同関係者は「行方不明の教師が遺体で発見された場合、死亡期日が確認されることになるため、支払った給与は回収されるのが筋だが、それはそれで問題になるだろう」と語った。(編集担当:村山健二)