韓国の旅客船セウォル号沈没事故に対する韓国政府の対応に批判が集まるなか、同国の韓神大学の民衆神学会が15日、ソウルで抗議集会「セウォル号犠牲者の追悼と真相究明を求める祈祷会」を開いた。神学生3人による断髪式も行われた。複数の韓国メディアが報じた。

 民衆神学会は集会で声明を発表。「セウォル号沈没事故と救助の絶句するような出来事は、国の能力が足りないのではなく、国の能力が間違って使われていることが原因だ」とし、「これは国家元首である大統領が人の痛みに反応できないという現政権の『非人間的』属性から始まったものだ」などと主張した。

 さらに政府に対して「犠牲者の遺族に対する全面的な支援」、「現内閣の総辞職」、「大統領が全責任を取り辞任すること」の3つを要求した。

 民衆神学会は声明を読み上げると、午後7時30分から断髪式を行い、21日午前11時まで断食、野宿、座り込みを続けることを明らかにした。韓国メディアによると、神学生らは「大統領が責任を取れ」、「内閣総辞職」などと叫びながら断髪を行っていたという。(編集担当:新川悠)