韓国の検察は15日、4月16日に珍島(チンド)沖で沈没した旅客船「セウォル号」の船長、1等航海士、2等航海士、機関長など4人の船員を殺人罪で起訴した。複数の韓国メディアが報じた。

 韓国の警察と検察で構成された、セウォル号事故合同調査本部は同日、報道会見を行い、セウォル号の船長イ・ジュンソクなど15人の船員を拘束起訴したと発表した。

 船長と1等航海士、2等航海士、機関長は不作為による殺人と殺人未遂、業務上過失、水難救護法違反などいくつかの容疑が適用され、他の11人の乗組員は遺棄致死罪や水難救護法違反の疑いで起訴された。

 韓国メディアは、検察の今回の結論は、船舶の責任者が適切な救助を行っていた場合、ほとんどの乗客が生存できたとの前提があると指摘。

 船長らは救助活動をしなければ乗客が死亡するという事実を知っており、また、十分に乗客を救出することができる状況であったにもかかわらず、意図的に救助活動を行わなかったと検察が判断したとみている。

 15日までに、セウォル号の乗客476人のうち281人が死亡となっている。(編集担当:李信恵)