中国メディア・環球網は14日、中国が現在真空チューブを利用した時速約3000キロメートルのスーパーリニアモーターカーの研究開発を進めているという香港メディアの報道を伝えた。

 記事は、西南交通大学の研究グループが高温超伝動リニアの有人実験に初めて成功したことを伝えるとともに、環状の軌道内に真空チューブを取り付けての実験を進めていることを紹介。研究リーダーが「設計上、無人の状態で最大分速50キロメートルに達する」と語ったことを伝えた。

 同大学は真空チューブを利用した超高速リニア技術は試験段階にあり、実用化に向けた研究開発は始まっていないと説明。今後、プロジェクトチームから技術開発の進捗状況について紹介することを明らかにした。

 中国科学院物理研究所の超伝導実験室関係者は「超高速リニアは未来の交通輸送が進む重要な方向だ」とコメント。一方、実用化に向けては「よりハイレベルな軌道や車体素材が要求される。長距離に及ぶ真空チューブの建設、維持にかかるコストも大きい」と各種の課題を総合的に考慮する必要があると指摘した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)