複数の韓国メディアは22日、評論家で日本に帰化した大学教授の呉善花(オ・ソンファ)氏が、旅客船「セウォル号」の沈没事故に関し、韓国人を侮辱する発言をしたと伝えた。呉氏の発言は韓国で波紋を広げているという。

 韓国メディアは日本の産経新聞の記事を引用。21日に福岡市内のホテルで開かれた九州正論懇話会で、「なぜ日韓は和解しえないのか?」と題した講演を行い、旅客船事故について言及したと伝えた。

 記事によると、旅客船事故で船長が真っ先に逃げ出したことに触れ「韓国人は反日の時は団結するが、愛国心はなく、徹底した利己主義だ」と発言。日韓関係については「韓国人には『対話をしようと頭を下げる人』が卑屈に見える。韓国には歩み寄るのではなく、突き放して間を置くことが大切」などと主張した。

 呉氏は1956年に韓国・済州島で生まれ、83年から日本で生活し98年に帰化した。韓国に対して厳しい立場を取ることから、韓国では「親日派」、「嫌韓派」などと呼ばれている。

 今回の発言についても、韓国のメディアは「被害者の家族を傷つける」などと批判した。

 韓国のインターネット上には「愛国心がないのはあなただけ」、「韓国の地に足を踏み入れるな」などと反発するコメントが集まった。(編集担当:新川悠)