韓国の旅客船沈没事故で、収容された遺体が取り違えられ、別の遺族に引き渡されるケースが相次いでいる。23日の時点で取り違えは3例。「救助作業だけでなく事後処理もずさんだ」などと遺族の怒りは収まらない。

 複数の韓国メディアによると、京畿道教育庁は23日午後、当初、行方不明者になっている檀園高校の男子学生A君(17)とされた遺体が、本人ではなかったことを明らかにした。遺体は18日午前5時45分ごろ、韓国南西部・珍島(チンド)沖で発見され、24日には火葬される予定だった。

 教育庁の関係者は「海洋警察からA君の遺体と遺族のDNA鑑定を行った結果、『不一致』判定が出たとの報告を受けた」と説明した。遺体は同じ学校に通うB君だったという。

 21日には安山第一病院で葬儀が行われた同高校のC君(17)の遺体が、後に別人だったことが判明した。17日にもDさん(17)と思われた遺体が、別の女子学生であることが分かった。

 遺族は「(息子は)生きたまま水に浸かり死んだのに事後処理もめちゃくちゃだ」、「公務員は葬儀を挙げるよう勧めたが、もう少しで息子を探せぬまま別人の葬儀を行うところだった」と管理体制を批判した。(編集担当:新川悠)