台湾の中央通訊社は22日付で、国防演習の「漢光30号」が19日に始まったと報じた。2015年時点で、中国が航空母艦も投入する対台湾全面作戦を発動と想定し、防衛戦の演習を行う。

 台湾では1979年1月の米中国交樹立まで、米軍との合同演習が繰り返されていた。中華民国(台湾)との国交を断絶した米国が軍を引き上げると、台湾は独自に軍事演習を繰り返すことになった。独自演習「漢光」と呼ばれ、通し番号が使われている。

 2014年の演習は「漢光30号」で、5月にはコンピュータ・シミュレーションで、9月には実際の部隊を投入した演習が実施されるとされる。

 台湾・国防部は22日、5月19日から23日にかけてシミュレーション演習を実施すると発表した。中国大陸の2015年の兵力をコンピュータに入力し、国空母艦も投入した対台湾全面作戦を発動と想定した。

 同シミュレーションでは、中国側の停泊地への攻撃、海岸部作戦、反撃作戦、縦深作戦などを行う。台湾側は、最近になり導入した新戦力である攻撃ヘリコプター「AH-64(アパッチ)」、阻止砲撃のための多連装ロケットシステム「サンダーボルト2000」の投入も想定する。同演習には退役した米軍元高官を招待する。(編集担当:如月隼人)