遼寧省大連市内で13日午前6時半ごろ、葬儀の出棺の際に用いようした大型花火が爆発した。同爆発で商店3件や自動車4台が損害を受けた。遼寧頻道(遼寧チャンネル)などが報じた。

 最近になり、近所で90歳を超えた高齢者が亡くなった。家族は「天寿を全うした」と考え、とりわけ派手な葬儀を希望したという。中国では極めて高齢でありながらも、病気や事故が原因でなく苦しむことなく死去した人の葬儀を「喜葬」と呼び、とりわけ豪華に営むことがある。

 近隣の集合住宅の住人によると、花火の音が1発聞こえ、次に巨大な爆発音が鳴り響いてきた。花火は通常、連続してしばらく鳴らされるはずだが、その後は聞こえなくなった。驚いて窓から下をのぞき、爆発事故が発生したと知った。

 同爆発で礼砲を据えた近くの商店3軒が、ガラス扉が割れ、照明が破壊された。自動車4台が、風防ガラスが割れたり車体に細かい穴が開いたりした。あたりには、花火の筒だったと思われる大量の紙屑(かみくず)が散らばっていた。破損した自動車の上にも積もっていた。

 早朝の爆発だったので、店舗は開店していなかった。店関係者は、出勤してきてから異変を知ったという。

 中国の大都市では、花火や爆竹の使用に厳しい制限がある。春節(旧正月)期など以外には、販売が禁じられている場合も多い。大連市でも現在は花火や爆竹の使用や販売が禁止されている、亡くなった高齢者の家族がどのようにして花火を入手したか不明という。

 同爆発によるけが人の報告はない。

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 ◆解説◆

 中国では、葬儀の際に爆竹や花火が爆発する事故が、時おり発生している。死者がでる大事故になる場合もある。また、結婚式でも爆竹や花火を使用する場合が多く、やはり爆発事故が発生する場合がある。(編集担当:如月隼人)