シンガポールメディア・聯合早報網は20日、香港で創刊を控えた新聞「香港晨報」の幹部2人が19日に襲撃されて負傷したことを伝え、「報道の自由を脅かす襲撃事件。警察の厳粛な対応が求められる」と報じた。

 記事は、創刊準備中の香港晨報の利婉嫻・副社長と林健明・新聞部幹部が現地時間19日午後1時ごろ、香港・尖沙咀で帽子とマスク、手袋を身に付けた4人組の男に鉄パイプで襲撃されたと伝えた。4人は乗用車で逃走、利氏と林氏はそれぞれ手や足にケガを負って病院に運ばれた。

 2人が襲撃された原因は明らかになっていない。記事は、事件発生後に香港晨報と香港記者協会が非難声明を発表した。

 記事は、香港では2月26日に「明報」の元編集長・劉進図氏が暴漢に刺されて重傷を負ったほか、昨年6月には「陽光時務週刊」社長の陳平氏が、同7月には「am730」創始者の施永青氏がそれぞれ襲撃を受けたことを紹介。再三にわたるメディア関係者への暴力事件が「中国メディア界に恐怖を引き起こした」と伝えた。(編集担当:今関忠馬)