中国四川省の成都動物園で16日、男がトラ舎内に侵入し、約30分後に救出された。トラが満腹状態だったため男は無事だった。侵入した原因について男は「自分を食べてもらおうと思った」と語ったという。中国メディア・光明網が報じた。

 記事は、16日午前に男1人が成都動物園のトラ舎内に侵入し、2頭のベンガルトラに対してひるむことなく「挑発」をしたと紹介。しかし比較的温和な性格なうえ、長年人工飼育されていたことに加え、10キログラムほどのエサを食べた後だったことで男に襲い掛かることはなかったと伝えた。

 男は大きなけがもなく救助されたが、トラのほうは「被害」を受けた。2頭のうち、普段は活発な1頭がショックを受けて異変をきたし、丸1日肉を食べなかった。園ではトラ舎の参観を一時停止してケアにあたり、トラは翌日には回復した。

 記事は、「トラを見ていてかわいそうになり、自分を食べてもらおうと思った」と動機を語っていることから、男の精神鑑定も視野に入れて成都市の警察当局が調査を行っていると伝えた。(編集担当:今関忠馬)