河南省鄭州市内の肉まんを供する飲食店で4日午前1時ごろ、爆発が発生した。店内の椅子やテーブル、商品の肉まんや蒸し器など調理器具などがすべて吹き飛ばされた。閉めていたシャッターも吹き飛び、約20メートル離れたバスの待合所を直撃し、ガラスを粉々に砕いた。河南商報などが報じた。

 爆発が発生したのは鄭州市内の農業路に面する肉まんを供する飲食店。経営者によると、爆発当時は建物2階部分で寝ていた。「ドーン!」という巨大な音で飛び起きた。何が起きたかわけが分からず、「足がわなわなしました」という。

 何とか階下に降りて、再び茫然(ぼうぜん)とした。椅子やテーブルが店外に向け飛び散っていた。天井板もバラバラになって降り注いでいた。店の西側の壁は外側に向かって倒れていた。「戦争映画で、砲弾が飛び込んだシーンのようでした」という。

 入口部分のガラスは砕け飛び、閉めていたはずのシャッターは跡形もなかった。どこに飛んで行ったのかもわからなかった。ありとあらゆるものが破壊され、散乱していた。商品の肉まんや調理用の蒸し器も店の外に飛び散った。。

 被害は近隣店舗にも及んだ。西どなりにある茶葉を売る店の経営者によると、仕入れたばかりの高級茶葉の大きな容器3つが破壊された。被害額は10万元(約168万円)以上という。東どなりの携帯電話販売店も、店の正面部分のガラスが粉砕された。

 肉まん店のシャッターは約20メートル離れた地点にあるバス待合室を直撃した。待合室のガラス壁が砕け散った。

 現場近くを通りかかったタクシーの運転手によると、道路の少し手前の場所で、信号待ちをしていて難を逃れたという。

 警察が事件の可能性も視野に調べたが、現場に爆発装置が仕掛けられた形跡はなかった。ガスボンベから漏れたガスが店舗内に充満して、何らかの原因で着火したとみられるという。

 鄭州市内の天之権弁護士事務所に所属する張少春弁護士によると、ガス爆発発生の際には、原因となったボンベなどの所持者が民事上の賠償責任を持つ。ガス器具の品質に問題があった場合には、器具所有者が改めて販売業者に賠償を請求することができる。

 爆発発生が未明だったため、近くを通る自動車や人は少なかったとみられる。同爆発で死傷者は出なかった。(編集担当:如月隼人)