中国メディア・中国広播網は21日、中国各省(直轄市、自治区)が発表した2013年の域内総生産(GRP)の合計値が、国の発表したGDPより少なくとも2兆元(約34兆円)上回ったと報じた。

 記事は、国家統計局が20日に昨年のGDPが56兆8845億元(約987兆円)だったと発表したことを紹介。これに対して内地31省(直轄市、自治区)の統計データを調べたところ、すでに数値を発表した24省と、成長率のみを示した4省からなる28省のGRP合計値が58兆9423億元(約1023兆円)になったと伝えた。データ未発表の3省を残して、国の発表よりすでに約2兆元多いことになる。

 そのうえで、中国人民大学経済学院の劉元春副院長が取材に対して「地方データの水増しが主な原因だ」と分析したことを伝えた。劉氏によると、多くの地方政府がエネルギー節減やGDPなどの考査指標をクリアするためにデータを「よりよく見せる」よう改ざんするという。

 記事は、国家統計局の統計データについても「近年、正確さに対する疑問の声が絶えない」としたうえで、データの信頼性保証にかんした馬建堂同局長が「偽装に対する懲戒や公開をより一層強化する」と語ったことを併せて紹介した。(編集担当:今関忠馬)