韓国の疾病管理本部は9日、2013年12月に韓国に入国した香港と台湾の観光客500人のうち、300人からノロウイルスが検出されたと発表した。台湾当局は、韓国で発生した「集団食中毒症状」を受けて韓国旅行に対する渡航自制令を出した。

 複数の韓国メディアによると、観光客は12月28日に同国江原道・春川市を訪問。同地の名物料理として知られる鶏肉料理「タッカルビ」をある食堂で食べた後、16人が嘔吐などの症状を訴えた。現在、市内の病院で治療を受けているという。

 食堂で使用されている地下水などに問題はなかったが、従業員2人からはノロウイルスが検出された。食堂は保健所によって消毒が行われたが、疾病管理本部は営業停止を要請する方針。一方、集団感染を受けて台湾当局は韓国を訪問する旅行者に対して渡航自制令を出した。

 春川市はドラマ『冬のソナタ』のロケ地として知られ、多くの外国人観光客が訪れる人気の観光スポット。韓国では観光産業への影響が懸念されている。(編集担当:新川悠)