中国のトップ・アクションスター李連杰(ジェット・リー)が、久し振りにテレビ出演。メディア陣の大きな注目を浴び、取材攻勢にあった。

  優しそうな笑みを浮かべているジェットに、「インターネット上では、あなたが太ったとうわさになっていますが、どう思っていますか?」と記者が鋭く質問。「体重が増えたのは事実なので、面白いと思ってネットの情報を見ています。人はそれぞれ考え方が違うし、僕も自分の取りたい態度を決めています」とジェットは余裕の発言で切り返した。続けて、「数年前に甲状腺の病気を患ったので、長期的な投薬もあります。ダイエットや運動などは、医者に止められている現状もあるんです」と報告もした。

  かつてのヒーローが年を取ったと嘆かれるのではないか、と聞かれると「人生の通る道。痛みはあるが苦しさは感じません。僕は映画の中の黄飛鴻ではないし、霍元甲でもありません。みなさんと同じ普通の人間。人間でいる以上、良いところもあれば悪いところもあるでしょう。それでも僕は、毎日を楽しく生きています」と切々と語った。その場にいた記者たちは、思わずジェットに大きな拍手を送ったそうだ。

  テレビ番組の収録現場では、雑技団選手のパフォーマンスを見たというジェット。「僕が8歳の頃、カンフーを練習するたびに逃げたい気持ちになりました。みんなが挫折を感じる気持ちも、身にしみるほど理解できます。でも悔しい気持ちはやる気に変えられる。乗り越えられた時、技は上達するのです!」と選手を励ました。ジェットの思いやりや人に接する時の品格、また人生に向かう姿勢など、中国の国民にとって良い手本になりそうだ。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)(写真は「CNSPHOTO」提供、メディアや大衆の中傷を堂々とかわし、スターの貫禄あふれるジェット・リー。2013年9月撮影)